2014年10月19日日曜日

黒塚。

厚さ5センチくらいでしょうか。





面白うて面白うて






一気に読んでしまいました。





夢枕貘さんの「黒塚」。










ここだけ読めばただの恋物語のようですが。







始まりは源義経さまと弁慶さんが追われるところから。





人が、或いは人のような生き物がごろごろと殺され





策略と、裏切りと、永遠の命の欲しさと





かなりのSF作品でした。





描かれていた未来の天変地異は実際あり得そうでちと怖い。






ちょっとね、人が死にすぎるけど






吸血シーンは読んでるだけで血の味がしてきてちゃって






思わず顔しかめちゃうけど






やっぱり夢枕さんの文章が好き♡*






例えばその人の名を口にしたそれだけで





言葉に艶っぽい色気を含み





胸の内に咲いた花の香がしてくるのは






隠しきれない本心でしょう







みたいな言い回しをしてしまうのは






確実に夢枕さんの影響でしょう。






読みきれなかった泉鏡花さんの本はもう一度借りてきました(^-^)





これは話の内容より文の流れを楽しんでます❁





明治あたりの作家様の作品ゆえ、






文化が生活が違うからどうしてもわからないとこが沢山あるんですもの。








あゝ、本。大好きよ。





図書館万歳☆






ありがとう!






くまさん♡*





かしこ。

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